湯灌の儀

湯灌の儀

遺体を安置した後には納棺を行うことが一般的ですが、その前に湯灌の儀を行うことがあります。
湯灌とは、故人の姿を清らかにするために遺体を清めることです。

 

湯灌の儀として多く行われているのは、ガーゼや脱脂綿等にアルコールを含ませて遺族が遺体を拭く「清拭」が一般的となっているようです。
祖父や祖母が亡くなった時には、「清拭」による湯灌の儀を行いました。

 

同じ湯灌であっても「清拭」のような簡易的なものではなく、浴槽にて全身を洗い清めるものもあります。
私の母が亡くなった際には納棺の前に祭壇を飾る和室にて、業者が浴槽やビニールシート、自動車に搭載した給湯器等にて湯灌を行いました。
私の母の場合は、病気により亡くなった事からお風呂にも入ることができず、嘔吐物により髪の毛が汚れてしまった状態であったことから、髪の毛を洗うなど全身を洗い清めてもらったことは大変助かりました。

 

洗い清めた後には、全身を拭いてもらい、髪の毛をドライヤーで乾かしてもらいました。
その後「死化粧」をしてもらいました。
また、病気ですっかり痩せてしまったことから、頬がこけてしまったので口の中に綿を入れてもらいました。
特に葬儀社の方に依頼したわけではありませんでしたが、私の場合は上記のような湯灌の儀を行いました。

 

葬儀社の方が遺体の状態を見て判断したのかもしれませんが、病気によって亡くなった場合には全身を洗い清める湯灌を行うと遺族としては大変助かりますので、必要と感じた場合には葬儀社に相談することをお勧めします。